本記事は、ミタが「厄年は死ぬ確率が高いのか?」について、徹底的に調べました。
厄年を迎えることに少しでも不安を感じていませんか?その年が厄年だからといって特別に不運が訪れると考えてしまうこと、ありますよね。しかし、実は厄年に死ぬ確率が高いというわけではないんです。
なぜなら、厚生労働省の公表している簡易生命表によれば、男女ともに60歳になるまでの死亡率は10%以下で、急激に上昇するのは70歳を超えてからだからです。
ということで、この記事では以下のようなポイントについて詳しく解説しています。
- 厄年とは何か、その特徴と男女間での違い
- 厄年に死ぬ確率が高くないという統計データ
- 実際に厄年に不幸が訪れる確率とその種類
本記事を読むことで、厄年に関する不安や迷信を解消できますよ。
厄年とは?基本をおさらい
厄年とは、日本の風俗信仰の一つで、特定の年齢になったときに、様々な災厄が訪れるとされています。
しかし、どの年齢が厄年なのかは男性と女性で異なります。
男性の厄年: 25歳、42歳、そして61歳
男性にとっての厄年は、数え年で25歳と42歳、61歳です。
特に、42歳は大厄と言われ、一生の中で最も災難が訪れやすいとされています。
女性の厄年: 19歳、33歳、37歳、そして61歳
一方、女性の厄年は数え年で19歳、33歳、37歳、61歳です。
33歳は特に大厄とされ、この年は特に注意が必要とされています。
数え年とは何か?
数え年とは、日本の伝統的な年齢の数え方で、出生した年を1歳として、その後は元日ごとに1歳ずつ加算していきます。
なので、数え年は現在の年齢に1歳足した数ということになります。
厄年に死ぬ確率が高いとは限らない
厄年になると「生命に関わるような災難が訪れるのではないか」と思う人も少なくないでしょう。しかし、現実はそうではありません。事実として、厄年になると死亡率が特別に高まるわけではないのです。
事実、厄年がこれまでで最も健康で幸せだった」という人も数多く存在します。つまり、厄年と死亡率は必ずしも関連していないということが分かります。
厚生労働省のデータが示す現実
厚生労働省が公表している簡易生命表を見てみると、男女ともに60歳までの死亡率は10%以下となっています。これは、100人いたら10人以下しか亡くならないということを意味します。そして、これは厄年であろうとなかろうと変わりません。
また、死亡率が急激に上昇するのは70歳を超えてからです。つまり、厄年である42歳や61歳と比較しても、それよりも年齢が進んだ方が死亡率は高まります。
つまり「厄年になると死ぬ確率が高まる」というイメージは、統計データには反映されていないのです。
※参考:保険相談・保険の見直しは保険マンモス「年齢別の死亡率」
厄年になっても、日々の生活を楽しみ、健康に注意を払いながら過ごすことが大切です。
でも、厄年に不幸が訪れる人もいる
とはいえ、「厄年になると、不幸や災難が多く訪れる」という話もたくさん聞きます。ここでは厄年に関するアンケートデータを紹介します。
ライフネット生命による調査結果
ライフネット生命が2016年に行ったアンケート調査によれば、厄年を経験した人の中で、「厄年に不幸があった」と回答した人は3人に1人、具体的には33.2%だったという結果が出ています。
つまり、厄年に何らかの問題を経験した人が一定数いることが確認できます。
※参考:ライフネットジャーナル オンライン「3人に1人が「厄年には不幸があった」。いったい何があった?」
厄年に多いトラブルの種類
では、厄年にどのような不幸や問題が起きるのでしょうか。同じアンケート結果によれば、以下のようなトラブルが挙げられています。
- 大きな病気やケガ:厄年経験者の13.4%
- 人間関係のトラブル:厄年経験者の11.4%
- 失業や仕事のトラブル:厄年経験者の8.8%
これらのほかにも、「事故や災難に遭遇」(6.0%)、「お金のトラブル」(4.6%)などの問題が報告されています。
また、女性では「恋愛に関連するトラブル(10.0%)」も目立ちました。
これらの統計からは、厄年には様々なトラブルが起きやすい可能性があることがうかがえます。
※参考:ライフネットジャーナル オンライン「3人に1人が「厄年には不幸があった」。いったい何があった?」
必ずしも全ての人が厄年に不幸を経験するわけではないですが、厄年にはいつも以上に注意深く、健康管理に気をつけることが大事です。
よくある質問
ここでは、厄年に関するよくある質問をまとめました。ぜひ、参考にしてください。
Q. 厄年はなぜ存在するのですか?
厄年は日本の風俗信仰の一つで、古来より伝えられてきたものです。特定の年齢で厄が訪れるという考え方は、人間の生涯の中での変化と連動しています。
Q. 厄年はいつから始まったのですか?
厄年の起源は明確にはわかっていませんが、平安時代にはすでに存在していたとされています。
Q. 厄年はどのように過ごせばいいのですか?
厄年には神社で厄払いを行うことが一般的です。また、自己の健康や安全に特別な注意を払い、可能な限りリスクを避ける生活を心掛けるとよいでしょう。
Q. 厄年にはどんな不運が訪れますか?
厄年には様々な不運が訪れるとされていますが、具体的には大きな病気やケガ、人間関係のトラブル、失業や仕事のトラブルなどが挙げられます。
Q. 厄払いは必要ですか?
厄払いは厄年の人が不運を避けるために行う伝統的な行事です。厄払いを行うことで精神的に安心感を得ることができますが、必須ではありません。
まとめ
本記事では、「厄年と死ぬ確率」をテーマに解説しました。本記事の内容を改めて整理すると以下のとおり。
- 厄年の年齢は男性と女性で異なり、男性は25歳、42歳、61歳、女性は19歳、33歳、37歳、61歳となります。特に、42歳の男性と33歳の女性は「大厄」とされています。
- 厄年に死ぬ確率が特別に高くなるわけではないことが厚生労働省の統計データから明らかとなりました。男女ともに60歳までの死亡率は10%以下であり、70歳を超えてから死亡率が急上昇します。
- 一方で、厄年には3人に1人が何らかの不幸に遭遇する可能性があることがライフネット生命のアンケート結果から示されています。具体的には、大きな病気やケガ、人間関係のトラブル、失業や仕事のトラブルなどがあります。
厄年と死亡率の関係性は科学的な根拠に基づいたものではなく、日本の伝統的な信仰や迷信によるものと考えられます。
もし、厄年に何らかの不運が訪れると感じたとしても、それはあくまで一部の人々の経験に過ぎません。厄年に特別に慎重に行動する必要はありませんが、普段以上に健康管理に気をつけることは大切です。
本記事は以上です。
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